2026/06/17 19:21
前編は sun and sould #11から。 そのすべてに、私は心から感謝している。 何も永遠に自分のものではない。 ただし、大切にすれば、長く続くものもある。 大人になればなるほど、人間関係にはちゃんとしたケアが必要になる。 人が離れていくのは、必ずしも関係が浅かったからではない。 すべての人が残るわけではないし、それでいい。 忙しくてもメッセージを送ること、距離があっても気にかけること。 「孤独」と「独りでいること」は違う。 孤独は、空っぽに響いて、重くて、鋭い。 ひとりでいても、見捨てられているわけではない。 静けさを恐れるのをやめて、それと友達になったときに、本当の変化が始まる。 それでも、今の世界は少し重たい。 SNSを見れば、みんなが自分よりも整っていて、確信があって、前に進んでいるように見える。 多くの人は、輝いているというより、ただなんとかやりくりして、踏ん張っているだけ。 だからこそ、このノイズから距離を置くことは、自分自身に守ることでもある。 ここで大切になるのがセルフラブ。 外側が変わり続けるなら、内側を整えるしかない。 それが、自分の中に安心をつくる一番の方法。 本当に大切なのは、理想の人生を追いかけることじゃない。 必要なものに水をあげて、不要なものは手放して、比較から自分を守る。 動き続ける中で気づいたのは、 誰かと一緒に濃い時間を過ごした後に訪れる穏やかな感情。 長い1日の終わりにシャワーを浴びた後、ベッドに入る瞬間。 それが自分の家じゃなくても、安心感は作れる。 それも一つの”ホーム”だと私は呼ぶ。 それは、自分の中で静かに育っていく感覚。 最近よく身につけている、海を感じる小さなチャームのネックレスと、シンプルなチェーンネックレス。 どちらも特別な意味を主張するわけではないけれど、忙しく流れていく毎日の中で、私の人生になくてはならない海を思い出させてくれる。 もしかしたら答えはシンプルで、どこかに辿り着こうとするのではなく、 どこにいても、自分の中に帰ってこれるようになること。 それが、私にとっての一番大切なもの。 大学時代にニューヨークへ留学し、中東での仕事やオーストラリアでのワーキングホリデーを経て、現在はバリ在住。 フリーライター、翻訳家、クリエイターとして多岐にわたる活動を行っている。波と人、そして直感に導かれながら、海のそばで自由なリズムを大切に暮らしている。
でも同時に、ひとつ学んだことがある。
距離がある中で、時差や忙しさや変化の中で、どうやってつながり続けるか。
ただ、どうやって続けていくかを知らなかっただけ。
だけど自分にとって本当に大切な人は、意識して大切にしなければいけない。
そうしなければ、どんなに深いつながりでも、静かに消えていってしまう。
それを理解するには時間がかかる。
でも独りでいることは、満ちている状態。
人との繋がりから逃げているわけでもない。
退屈だと思っていた時間が、実はとても神聖なものだと気づく。
成功しなきゃ、認められなきゃ、美しい人生、楽しんでいる人生を見せなきゃというプレッシャー。
でも私たちがそこで見ているのは、平和ではなく“演出”。
それを、あたかも軽やかに生きているように見せている。
ただの言葉ではなく、日々の習慣としてのセルフケア。
意識的にペースを落とすこと、小さなルーティンを持つこと、罪悪感なく休むこと。
自分の内側の庭を手入れすること。
どこに優しさが必要で、どこに強さが必要かを見極める。
ホームは場所じゃないこともあるということ。
自分を落ち着かせる力、信じる力、先が見えなくても進める感覚。
内側の平和。


